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新型コロナウイルスワクチンの進捗状況について | 福岡・久留米ユニティクラブ
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コラム

2021.07.12
ニュース

新型コロナウイルスワクチンの進捗状況について

今回は、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応について、またワクチン接種の注意点についてご紹介したいと思います。

未だ新型コロナウイルスのワクチン接種の待機段階であり、接種を悩まれている方も多いかと思います。現在国内で採用されているワクチンはファイザー社のワクチンと武田/モデルナ社のワクチンです。いずれも臨床試験で安全性を確認した上で承認され、既に世界各国で接種されています。

■ワクチン接種、どこまで進んだ?

現在各自治体で65歳以上の高齢者の接種が終了後、6月下旬頃より順次65歳未満の方々基礎疾患を持ってる方の接種が開始となっているようです。年齢区分と予約開始日時は各自治体によって異なりますので市町村のホームページで確認しましょう。

■ワクチンの副反応について

現在メディアでも毎日のように取り上げられています。お薬の場合、体に有益でない症状が出ることを「副作用」といいますが、ワクチンの場合はそれを「副反応」といいます。副反応が怖い、不安だ。という方もいらっしゃると思います。国が推奨する理由の一つにリスクよりメリットの方が大きいと考えているためです。全てのワクチン、内服薬、外用薬など世に出ているお薬に、副反応・副作用のないものは残念ながら存在しません。お薬やワクチンはその人の体質や体調によって副反応・副作用が無い人、副反応・副作用が出やすい人、効果が薄い人、よく効く人など様々です。今回はワクチン接種により、新型コロナウィルス感染自体を抑え、感染しても重症化することを防ぐという効果を期待されているのです。ゼロリスクを求めていてはどのワクチンもお薬も使用が困難であるということになります。

■どんな副反応があるの?

・新型コロナワクチン接種後の副反応としてよく報告されているものは、接種部位の痛み、全身倦怠感、頭痛、発熱です。これらの副反応は、年齢が上がると頻度が低くなる傾向や、男性より女性の方が頻度がやや高い傾向にあるようです。その他、関節痛、筋肉痛、下痢、吐き気なども報告されているようです。

・アナフィラキシーショック:体内に異物が入ることで過剰にアレルギー物質が放出され、蕁麻疹、血圧低下、気道閉塞などを発症し、ショック状態の陥り意識が低下すると最悪に死に至ります。

・迷走神経反射:強いストレスや長時間の立位で一時的に脳の血流が低下して起こり、失神する症状を起こします。死に至るわけではないといわれていますが、失神して転倒し打撲や外傷の恐れがあります。

・針の刺入部の痛み、腫れ:ワクチンは種類によって打つ部位が異なります。新型コロナワクチンは筋肉組織に打つ「筋肉注射」です。(インフルエンザワクチンなどの皮下注射より深く刺します)

■副反応への対処法

アナフィラキシーショックは症状の程度によってはアドレナリン注射など医療施設で適切な処置が必要となってきます。アレルギーがある方、アナフィラキシーショックを起こしたことがある方は接種後30分ほど施設内に留まって症状が無いか様子を見ましょう。

全ての方が自分の体質について熟知しているわけではありません。アレルギー体質の方など、今まで他のワクチンでも副反応が出た方は体調を考慮し、かかりつけ医に相談したり、副反応についてご自身で調べてみて納得した上で接種するか否かを決められてはいかがでしょうか。根拠のない新型コロナウイルスワクチンに対する情報が流通しているようです。不確かな情報に左右されずに情報を精査して決断したいものですね。また、ワクチン接種を受けたからといって完全に感染予防ができるわけではありません。接種を受けた方も受けていない方も基本の感染予防対策は継続して徹底していきましょう。